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リアクティブJavaScript:フロントエンドアーキテクチャーの進化(下)

2022/06/24

Matthew Tyson InfoWorld

 現在のソフトウエア開発界の中でも、フロントエンドアーキテクチャーは特に動きが活発だ。先駆者たちの革新的な取り組みを通じて、動的なユーザーインタフェースを構築するための強力な手段が次々と編み出され、その成果が世に送り出されている。

前回から続く)

サーバーコンポーネント

Credit: IDG
Credit: IDG

 Reactでは、サーバーコンポーネントという機能や、それに関連するストリーミングというパフォーマンス向上の仕組みが取り入れられつつある。ごく簡単に言えば、アプリケーションのうちで、完全にサーバー側の処理で対応できる部分を特定し、クライアントサイドでのレンダリングに伴う遅れを回避できる手法がサーバーコンポーネントである。

ストリーミング

 ストリーミングもReactで発展しつつある手法の1つで、Suspenseに関連している。考え方としては、枠組みとなるHTMLなどのコンテンツをクライアントに送るときに、必要なデータがサーバー側でそろっていない段階でも送出を開始できるというもので、後から送る分はコンポーネントのやりとりの中で順次適用できる。

パーシャルハイドレーション、プログレッシブハイドレーション

 この2つの言葉に関しては、意味や使い分けが多少はっきりしない部分がある。Astroはアイランドアーキテクチャーのことをパーシャル(部分的)ハイドレーションだと説明している。ページの中の特定の要素のみをハイドレーションできるという意味だ。また、こうした手法のことをプログレッシブ(段階的)ハイドレーションと表現する場合もある。一方で、いずれの用語も、他の手法を表すときに使う場合もある。

 アイランド、パーシャル、プログレッシブという3つの言葉は、それぞれが互いの領域を侵食している。いずれにせよ、基本的な考え方は同じだ。すなわち、アプリケーションの構造を細かく分解することで、インテリジェントな読み込みを実現するという発想である。

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