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クラウド料金を抑えるためのコーディング、12のヒント(上)

2022/06/27

Peter Wayner InfoWorld

ここでは、クラウドの料金削減に向けてコードを工夫するための12の方法を見ていく。

Credit: Ken Teegardin (CC BY-SA 2.0)
Credit: Ken Teegardin (CC BY-SA 2.0)

 公開したアプリケーションが一躍人気を集めるのは、開発チームにとって最高に気分がいい。だが、当月分のクラウドの請求書が届くと、たちまち気が沈む。コンピューティングのコスト管理はDevOps部隊の仕事だと考える開発者もいる。しかし、コードを開発して引き渡すまでが自分の仕事で、料金については関知しないという姿勢は現実とは大きくかけ離れている。

 賢明な開発者諸氏はご承知のとおり、コーディングにおける判断は事業の収支にも大いに関係する。雑なコードは処理に時間がかかり、クラウドリソースも余分に消費する。適切なアルゴリズムを選び、処理をコンパクトにまとめることは、実行速度のためだけではない。コードの出来がよければ、実行に伴うコストも抑えられる。

 だが、こうした関係が必ずしも見えていない開発者もいる。パソコンの場合、本体に搭載されているRAMやディスクに使用料金はかからない。こうした環境での開発は気楽だ。ディスク容量が2Tバイトあれば、そのうちどの程度をコードが消費しているのか、気にも留めないかもしれない。アルゴリズムを変えたことで、処理の所要時間が2倍になったとしても、パソコン上ではいずれにせよ一瞬で終わるし、数ミリ秒の違いは誰も気づかない。だがクラウドとなると、処理時間が2倍になったら料金も間違いなく増える。

 現代のクラウドコンピューティングはリソースの使用量が請求額にてきめんに跳ね返る構造になっている。優れたクラウド開発者はコードを作成する時点で賢明な判断の余地があることを心得ている。実行速度が遅い部分を性能解析で割り出したり、不要なデータの保持をやめてメモリー使用量を減らしたりといった基本的な策が役に立つ場合もある。

 ここからは、クラウドの料金削減に向けてコードを工夫するための12の方法を見ていく。

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