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セキュリティー人材の求人情報、「べし・べからず集」(中)

2022/07/13

Mary K. Pratt CSO

 有望なセキュリティー人材を獲得するには、求人情報の何にどう気をつければよいのだろうか。「べし集」「べからず集」の形で、それぞれ6箇条を挙げる。

前回から続く)

3:募集する職種の適性を明示すべし

Credit: Supplied Art (with Permission)
Credit: Supplied Art (with Permission)

 人材募集では、その職種の仕事に合い、特異性を受け入れられる候補者を見つけなくてはならない。特異性とは例えば、繰り返しの多い仕事、手順が定められている仕事、未知の課題に日々直面する仕事といった特徴である。

 適切な候補者を集めるために、求人情報で職種の特徴や適性を示しておくとプラスになるとGray氏は言う。例えば、「問題解決が好きな方」「調査が得意な方」「ソリューションを自ら考え出すのをいとわない方」といった文言を記入しておく。

 「面接で尋ねるのと同じような内容だ」。Gray氏の場合、高度に体系化された仕事の担当者を募集する機会がある。担当する作業の内容は細部まで事前に定められていて、ひたすら目の前のタスクをこなしていく仕事になる。こうした点を求人情報に明示しておくことでミスマッチを防げるとGray氏は言う。

4:会社の文化やミッションを明確に打ち出すべし

 例えばMongoDBの場合、「あらゆる人の秘めたる可能性を解き放つ」という会社の使命をWebサイトで明確に打ち出し、「データがもっと使いやすくなれば、誰もが自分の可能性を発揮し、世界を変える何かを生み出すことができるはず」としている。

 そのうえで、会社の基本理念として、「大きな夢と長期的な視野を持つ」「一緒に作り上げる」「個々の違いにより生まれる力を大切にする」「有意義なものを追求する」「知性に従う」「自らの行動に責任を持つ」という6項目を挙げている。

 同社のSmart氏はこうした使命や理念を求人情報でも好んで取り上げるという。「会社の一員になりたいと思ってくれる人を募集するのだから、取り上げるのが当然だ」

 さらに、企業文化にも言及するという。例えば、水曜日をノー会議デーと定めていることを紹介し、少なくともこの日は会議による中断なしで仕事に打ち込めると説明している。

 「こうした情報を載せておくと、会社の文化に合う候補者が集まりやすくなる」(Smart氏)

 米国の防衛関連企業向けにサイバーセキュリティー分野のコンサルティングなどを行っている米KLC Consultingの社長兼CISO、Kyle Lai氏も同様の考えだ。

 「会社の大志や具体的な目標を示すとよい」。採用責任者が会社のビジョンを伝えれば、会社に貢献して目標達成の力になれると自負する候補者が集まりやすくなると同氏は言う。

 「目標達成を支える能力や意欲がある人を集める必要がある。会社のビジョンやミッションに共感しない人は応募してこないはずだ」(Lai氏)

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