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iPhoneやAndroidからMacやLinuxまで対応、クロスプラットフォームアプリ開発ツールFlutterとは(上)
2022/07/25
かつてモバイルアプリの開発では、Webベースの汎用的なアプリとネイティブアプリのどちらで行くかを考える必要があった。汎用的なアプリはHTMLやJavaScriptなどのWeb技術を基盤とするアプリで、モバイルアプリとしての出来栄えに難があった。一方ネイティブアプリは対象のプラットフォームに合わせて開発するアプリで、出来栄えは優れているが、プラットフォームごとに個別の開発チームが必要で、コストがかかった。

その状況を変えたのが、米Googleが開発したオープンソースのフレームワーク「Flutter」だ。複数のプラットフォームで動作する高性能なモバイルアプリを開発するためのフレームワークである。同様のクロスプラットフォーム開発フレームワークには、IonicやReact Native、Xamarinなど、現在ではさまざまな選択肢があるが、Flutterやそのプログラミング言語「Dart」も引き続き人気があり、広く使われている。
5月に提供開始となった新バージョンFlutter 3では、AndroidやiOS、Web、Windows向けのアプリの開発に加え、macOSとLinux向けの開発にも新たに対応したほか、パフォーマンスの改善などが図られた。