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iPhoneやAndroidからMacやLinuxまで対応、クロスプラットフォームアプリ開発ツールFlutterとは(中)

2022/07/27

Martin Heller InfoWorld

 かつてモバイルアプリの開発では、Webベースの汎用的なアプリとネイティブアプリのどちらで行くかを考える必要があった。汎用的なアプリはHTMLやJavaScriptなどのWeb技術を基盤とするアプリで、モバイルアプリとしての出来栄えに難があった。一方ネイティブアプリは対象のプラットフォームに合わせて開発するアプリで、出来栄えは優れているが、プラットフォームごとに個別の開発チームが必要で、コストがかかった。

前回から続く)

Flutterで用いる言語Dart

Credit: IDG
Credit: IDG

 Flutterでの開発にはプログラミング言語Dartを用いる。あらゆるプラットフォームで高速に動作するアプリケーションを開発できるとうたっている言語だ。DartのコードはJavaやKotlin、Swift、TypeScriptと似ている。オブジェクト指向言語を扱った経験があれば、Dartもすぐに身に付くはずだ。まずはDartのサイトで言語の概略の説明だけでも見てみるとよいだろう。

 Dartで作成したごく基本的なプログラムの例を示す。

// 関数を定義
void printInteger(int aNumber) {
 print('The number is $aNumber.'); // コンソールに出力
}

// アプリの実行はここから開始
void main() {
 var number = 42; // 変数を宣言し初期化
 printInteger(number); // 関数を呼び出し
}

 Dartは強い型付けの言語だが、型推論の機能があるため、型の指定は省略もできる。ローカル変数はvarを使った型推論で宣言し、関数やパブリック変数は型を明示的に指定するスタイルが好ましい。Javaと違って、publicやprotected、privateといったキーワードはない。変数名などの識別子の先頭にアンダーバー(_)を付けると、ライブラリーに対してプライベートな識別子という意味になる。

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