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IoTで変わる毎日の暮らし(前)

2014/07/22

Robert L. Mitchell Computerworld

 IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とは、厳密には何を表す言葉なのだろうか。一般の消費者なら、まず頭に思い浮かぶのは、米Nest LabsのWi-Fiサーモスタット(室温制御装置)や、スマホアプリで活動量を記録できるリストバンド型デバイスかもしれない。

 それもIoTの一種だ。だが技術者なら、米General Electricが機関車や風力タービンに取り付けるスマートセンサーを思い浮かべるかもしれない。市政担当者なら、スマートパーキングメーターを連想するかもしれない。病院の職員なら、内服薬と共に体内に服用することで薬の摂取量を確認できるスマートセンサー、あるいは、健康状態に関する最新データを患者の自宅から医療機関のシステムにワイヤレスで送信できる血圧計や血糖値モニターを思い起こすかもしれない。

 IoTは総体的な言葉であり、上で挙げたようなものがすべて当てはまる。「我々はIoTを上位集合として見ており、コンシューマー、工業、公共部門といったすべての対象分野をカバーする包括的な用語として捉えている」と、米Gartnerのバイスプレジデント、Hung LeHong氏は言う。

 一方で、IoTの基盤にある実現技術に着目することもできる。IoTの中核にはスマートな機器がある。通信機能を備えたインテリジェントな物体だ。デバイスの一つひとつにアドレスを割り当てることができ、多くの場合はIPアドレスを持つ。スマートな機器は、一般に半導体やマイクロコントローラーを内蔵し、物体、人間、環境の状態を把握するためのセンサーやアクチュエーターも備えていると、Gartnerのバイスプレジデント、Jim Tully氏は説明する。

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