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起業家やテレワーカーに「コワーキング」が人気の理由(前)

2014/07/23

Jen A. Miller CIO

 米Yahoo!のCEO(最高経営責任者)Melissa Mayer氏は、2013年に在宅勤務を禁止した。しかし、会社の所在地以外の場所で仕事するという働き方は、ますます人気を集めている。この趨勢は、いつどこで働くかについて、自宅も含めてもっと柔軟な選択肢が欲しいと考えている働き手にとってプラスになるだけではない。

 個人事業者と従来型の被雇用者の両方を支えているコワーキングスペースにとっても追い風になる。

 米市場調査会社IDCで企業のソーシャルネットワークとコラボレーション技術を担当するリサーチマネージャーのVanessa Thompson氏は、従来とは異なる勤務環境の人気が高まりつつある背景について、「個人の生産性という面では、クラウドから情報を得られるアプリケーションを通じて、モバイルデバイス上で共有やコラボレーションが可能だからだ」と話す。

 米Global Workplace Analyticsによると、2005年から2012年まででテレワークは約80%伸びた。それに伴ってコワーキングスペースも増えている。米NAIOP(National Association of Industrial Office Professionals)の調査レポート「Workplace Innovation Today:The Coworking Center」によると、2005年には米国にコワーキングスペースは1つしかなったが、2013年には781まで増えた。

 しかも、最近の伸びは特に急激だ。NAIOPのレポートによると、こうしたコワーキングスペースの会員数は、2012年から2013年にかけて117%増えたという。

 NAIOPの会長でCEOのThomas Bisacquino氏はプレスリリースで次のように述べている。「『また職場でいつもと変わらない1日だ』という昔ながらの一節がこうして変わる。米国は常にイノベーションの地だ。事業用不動産に関して、これまでにない形でイノベーションが見られる」

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