TOPクラウド > クラウドを巡る4つの恐怖体験(前)

クラウド

クラウドを巡る4つの恐怖体験(前)

2014/09/02

John Brandon CIO

 背筋が凍る思いをするのは、ホラー映画を見た時だけではない。企業が大々的に導入したクラウドアプリケーションが問題を引き起こしたり、クラウドストレージへの接続が広範囲に切断したりするといったケースもある。この記事では、クラウドにまつわるそうした「恐怖体験」を4つ紹介しよう。

 クラウドサービスは安全で信頼できるとクラウド事業者は主張するが、常にそうだとは限らない。クラウド事業者の言葉を額面通りに受け取るよりは、移行計画、予算、既存のインフラ、セキュリティ、付随サービスなど、あらゆる面の整合性を確認したうえで、クラウドに移行した方がよいだろう。

1:クラウド事業者が経営破綻

 2013年秋、クラウドストレージ事業者の米Nirvanixが事業を停止することを突然発表し、別の事業者にデータを移行するよう利用者に通達した。移行のために与えられた期間はわずか数週間だ。このため、テラバイト級やペタバイト級のデータをクラウドに保存していた企業は、直ちに対応することを余儀なくされたと、ITアナリストのCharles King氏は言う。「企業は、クラウドに保存している資産について常に強く意識しておくべきだが、その取得に要する時間と費用という観点から、それらの点を考慮しておく必要がある」と同氏は話す。

 Nirvanixのクラウドストレージを利用していたある企業の場合、ダウンロードの帯域幅の制約から、全データの取得には最短でも27日かかる計算だったという。「この企業は、わずか30日前の通達ですべてを削除するよう求められたため、ギリギリの線だった」とKing氏は言う。

↑ページ先頭へ