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サイバー犯罪の攻防、重要なのはスキルの差より戦略の差(上)

2014/09/29

Taylor Armerding CSO

 悪質なハッカーと、その標的となる個人、企業、団体、政府との間で、飽くなき戦いが続いている。ハッカーは、金銭的価値のあるデータや有益な情報を持つ者を標的とする。そして、悪い知らせは驚くほどに次から次へとやって来る。

 今の状況を見ると、「悪党が勝利を収めつつある」という言葉に真実味が感じられるのは間違いない。

 悪質なハッカーと、その標的となる個人、企業、団体、政府との間で、飽くなき戦いが続いている。ハッカーは、金銭的価値のあるデータや有益な情報を持つ者を標的とする。そして、悪い知らせは驚くほどに次から次へとやって来る。

 2013年初冬には、米小売大手Targetが大規模なハッキングの被害に遭い、クレジットカード番号4000万件と、住所や電話番号などの個人情報7000万件が流出した。米国の小売業界では史上最大級の流出事件である。

 だが、ハッカーの標的はTargetだけではない。その後も数々の企業が次々と攻撃を受けている。2014年だけを見ても、米貨物輸送大手UPS、米中華料理レストランP.F. Chang's China Bistro、米スーパーマーケットShaw's、米eBay、米Forbes、米Kickstarter、米ゲーム大手Blizzard Entertainment、米ソフトクリームチェーンDairy Queenなどの有名企業が被害に遭った。

 2014年8月には、ロシアのハッカーが米金融大手JPMorgan Chaseのネットワークに侵入し、数ギガバイトのデータにアクセスしたとの報道があった。同社幹部を含む社員のファイルのデータだった可能性が高いという。

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