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学校でのSNS利用、米教育関係者に賛否両論(下)

2014/10/02

Matt Kapko CIO

 米国では9月から新学年が始まる。昔はこの時期の準備というと、文房具店に出かけていって、鉛筆、紙、スパイラルノートなどを買い込んだものだった。しかし今では、特に高校生や大学生ともなると、そうしたアナログ文具に費やす時間はほとんどなく、また興味も示さない。ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどのモバイルデバイスがあるからだ。

前回から続く)

統制はほぼ不可能

 一方、心理学を専門とするカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校のRamani Durvasula准教授は、教室でのソーシャルメディアの影響はマイナス面がほとんどだと述べている。「ソーシャルメディアは、集中力のない学生が元カノや元カレの旅行写真を授業中に眺めるためのツールに成り下がっている。なぜそれが分かるかというと、症例分類の信頼性や正当性をテーマとした非常に重苦しい講義の最中に、ノートパソコンの画面を見てニヤけているからだ」

 「今では、自律心と集中力が飛び抜けて高い学生だけが、目の前にある本来の任務に専念でき、InstagramやFacebookの愚かな誘惑の罠にはまることがない。その意味で、ソーシャルメディアは、大人と子供を仕分けるには優れた手段かもしれない。教室の後ろに鏡でも置かない限り、統制はほぼ不可能だ。今では、教員である私自身、監視役としての役割に注意力を奪われ、目の前の任務であるカリキュラムに集中できなくなっている」

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