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Appleが新言語Swiftをオープンソース化すべき(でもしない)7つの理由(中)

2014/10/08

Peter Wayner InfoWorld

Swiftがオープンソース化しそうにない理由(2):コーディングの対象は市場が決める

 Android向けの開発からプログラミングの世界に入る方が手っ取り早くて安上がりというのは、確かに一理あるのかもしれないが、結局のところ学生が望むのは、職に就くことである。アプリ開発者に多くの収益をもたらすという点では、iOSは引き続きトップの座にある。

 そして、収益と働き口は直接的に比例する。学生が学びたいのは、昔も今も、お金を払ってくれるお客さんが利用するプラットフォームである。現時点では、ローエンドのAndroidスマートフォンの世界では、そういうお客さんはiPhoneほど多くはない。Appleが上を行く限り、学生たちもその流れに従うはずだ。Appleの閉じた世界に入るために、高価なハードウエアを購入せざるを得ないとしてもである。

Swiftをオープンソース化すべき理由(3):オープンソースなら「どんなバグも深刻ではない」

 オープンソースの中心的な教義の1つに、目玉の数が多ければどんなバグも深刻ではない、というものがある。したがって、きちんとメンテナンスされているオープンソースのコードは、新しいコードに災難をもたらす問題の多くが解決済みであることが少なくない。コードに携わるコミュニティーの幅広さも、デバッグにはプラスに働く。誰かがミスを犯しても、その人と決して出会うことのない別の誰かが修正することがある。Swiftを迅速に前進させ、機能を増やし、パフォーマンスとセキュリティを最適化したいのであれば、プログラマーがコードを精査したり、修正点を共有したりといったことが簡単にできるようになっている必要がある。

Swiftがオープンソース化しそうにない理由(3):閉じた世界にも利点がある

 オープンソースの世界では、バグ修正の実績を高らかに誇示しているかもしれないが、バグ修正の効率性を測定する手段はない。全てのバグが修正されたと宣言するのは、不存在の証明に等しい。OpenSSLを長年にわたって信頼していた人たちに聞いてみるとよい。

 閉じた世界では、バグや秘密のバックドアでヒビが入ったブラックボックスを信頼するよう求められる場合がある。しかしこれにはメリットもある。悪党にとっても、我々と同じくらいわけが分からないということだ。知らないということは、誇示できるようなメリットではないが、それでもメリットになり得る。それに、Appleにとって最も恥ずかしいバグの1つである「goto fail」は、ずいぶん前にオープンソース化したコードの中にあった。オープンソースコミュニティーの多数の目玉でそのバグを発見するのに、いったい何年かかったのだろうか。

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