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香港の医院管理局、薬のサプライチェーン管理をクラウドで改善(上)

2014/10/15

Carol Ko Computerworld Hong Kong

 大中華圏の情報セキュリティ支出は2014年末までに27億9600万米ドルに達し、前年比14.9%増と、アジア太平洋地域の中で最も大きな伸びとなる見込みだ。米Gartnerの2014年8月25日の発表によると、世界全体の情報セキュリティ支出は、2014年は前年比7.9%増の711億ドルに達する見通しだ。モバイル、クラウド、ソーシャル、情報の利用の増加という、2016年までIT界を席巻しそうな大きな潮流に伴うものである。

 香港の医院管理局では、2014年4月以降、サプライチェーン全体にわたって医薬品のトラック&トレース(追跡/所在確認)が可能になった。外部ベンダーから同局の医薬品倉庫内に至るまでの全体をカバーしている。

 これは、同局が実施した「SCM(Supply Chain Modernisation)プロジェクト」の成果だ。現在では、購入量の86%にあたる26社の医薬品供給業者がクラウドベースのサプライチェーンに参加している。

医薬品の品質管理を強化

 医院管理局は2009年3月、医薬品の品質管理を強化するためのバーコードシステムを導入することを発表した。薬の安全性に関する問題が1カ月間のうちに3件も相次いで発生したことによるものだった。例えば、薬の使用期限の表示を誤ったり、薬の処方量を間違ったりといった問題だ。

 翌2010年には、同局はSCM(Supply Chain Modernisation)プロジェクトを開始した。このプロジェクトの大きな目標は2つあった。1つは、膨大な量の医薬品を処理する中でトラック&トレース機能を実現すること、もう1つは、サプライチェーン管理のプロセスを効率化することである。

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