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香港の医院管理局、薬のサプライチェーン管理をクラウドで改善(下)

2014/10/17

Carol Ko Computerworld Hong Kong

 大中華圏の情報セキュリティ支出は2014年末までに27億9600万米ドルに達し、前年比14.9%増と、アジア太平洋地域の中で最も大きな伸びとなる見込みだ。米Gartnerの2014年8月25日の発表によると、世界全体の情報セキュリティ支出は、2014年は前年比7.9%増の711億ドルに達する見通しだ。モバイル、クラウド、ソーシャル、情報の利用の増加という、2016年までIT界を席巻しそうな大きな潮流に伴うものである。

前回から続く)

医薬品のトラック&トレース

 ezTradeを利用した医院管理局のSCMシステムでは、医薬品情報は主に4つの段階を経る。まずは、商品の到着前の段階だ。この段階では、医薬品供給業者から事前出荷明細送付(ASN)が送信されてくる。SCMシステムは、製造メーカー、製造国、数量に基づく事前検証を実行し、ロット番号と有効期限もオンラインで割り当てる。

 次は医薬品が届いた段階だ。ここでは、梱包単位の識別コードである輸送用梱包識別番号(SSCC)を同局のスタッフがスキャンし、同局の発注書(PO)を検証する。POをスキャンすると、その詳細が画面に表示され、スタッフが内容を精査する。その上で、受領を確認し、SCMシステムの医薬品情報を直ちに更新する。

 次は、医薬品倉庫への搬入の段階だ。同局のスタッフがコンテナの梱包を解き、個別の単位ごとに包装し直す。その上で、GS1の商品識別コード(GTIN)を表すバーコード、ロット番号、有効期限をスキャンし、数量を確認する。その後、同局のスタッフが、倉庫内の所定の場所に配置する。

 最後は薬を供給する段階だ。SCMシステムによって、ロット管理とトラック&トレース機能を実現できる。

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