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AIの研究開発に思慮分別を呼びかける公開書簡、Stephen Hawking氏らが署名

2015/01/14

Sam Shead Techworld.com

 「AIの研究が着実に進んでいること、そしてそれが社会に及ぼす影響が大きくなりそうだということは、今や共通認識として広く存在する。そこには非常に大きな恩恵が潜んでいる。というのも、文明がもたらすものはすべて、人類の知性が生み出すものだからだ。AIがもたらす道具によってこの知性が強化された時、人類が何を達成できるのかは予測が付かない。病気や貧困の根絶も、決して理解不能なことではない」

 実際、AI技術は、我々が毎日の生活で使うデバイスに既に入り込んでいる。例えば、iPhoneやiPadのパーソナルアシスタント機能「Siri」は、米Appleが開発したAIを基盤としている。Googleの自動運転車もAIを大きく利用している。英Financial Timesの記事によると、シリコンバレーには、AI技術を手がけている新興企業が150社以上あるという。

 AI関連の投資が増え、自ら考えるコンピューターの開発によって得られる報酬をテクノロジー企業が現実に手にしつつある中、AIが社会にもたらす影響について、これまで以上に重視する必要があるとFLIは訴えている。

 公開書簡に付随する調査レポートの中で、同団体は次のように述べている。「AIの経済的利益を最大限に高めながら、悪影響を抑える方法について、有意義な研究が必要だという点に関しては、エコノミストやコンピューター科学者の多くが同意している。こうした悪影響には、格差の拡大や失業者の増加が含まれる可能性がある」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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