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最近のIoT動向、衛星ネットワーク・貨物輸送・スマートオフィス

2019/02/26

Jon Gold Network World

オフィス全体のIoT化

 スマートホームというと、これまではIoTの中でもコンシューマー向けの用途と見られてきた。だが、同じ考え方を企業向けの物件にも適用する企業が登場しつつある。

 チェコのスタートアップ企業Spacetiは、オフィス全体をIoT化するための製品を手がけている。駐車場の空きスペースの把握から、会議室の予約や部屋の温度調節、コーヒーマシンが壊れていないかどうかの確認まで、あらゆる面を網羅する包括的なIoT化だ。さらに、こうしたデータの記録をすべて残し、後から分析できるようにする。例えば、室温と生産性との相関関係を調べたり、人数に対してコーヒーの量が十分かを判断したりできる。

 このシステムは、アセットに付けるタグや、「ストーン(Stone)」と呼ぶ小型のつるりとしたワイヤレスデバイスを利用する仕組みになっている。ストーンは情報のセンサーやハブとして機能し、セルラー通信でつながっている。ストーンにはいくつかの種類がある。例えば「Wellbeing Smart Stone」は温度や湿度を測定する、「Location Smart Stone」は椅子や机をはじめ、タグ付けした物の情報を扱う。

 このシステムは、売り文句だけを聞くと、社内で起きることを一つ残らず掌握しておきたいと考えるタイプのリーダーにうってつけの製品に思える。こういうオフィスで実際に仕事をするとなったら、少々息苦しそうな感じもする。また、ストーンやソフトウエアの導入にかかる費用が、そこから得られる節約効果に見合っているかどうかも、大きく関係しそうだ。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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