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Intel、Core 2など旧CPU向けのSpectre対策パッチを中止

2018/04/06

Brad Chacos PCWorld

 Intelのこの決定は、Core 2シリーズのプロセッサに引導を渡すものだ。Intel初のクアッドコアプロセッサが登場したのは同シリーズだった。そのほか、Intel Core i7-970/980/980X/990Xなど、第1世代のCoreシリーズの一部もアップデートの提供が中止となった。

 残念な決定ではあるが、実のところ意外ではない。むしろ、10年前のプロセッサに向けてパッチを開発する意向をIntelが明らかにした時の方が驚きだった。Intelのマイクロコードアップデートは、同社自身が配信するのではなく、マザーボードメーカーのBIOSアップデートを通じて提供されるだけになおさらだ。仮にIntelがアップデートをリリースしたとしても、大昔のプロセッサに向けたBIOSをあえて用意するマザーボードメーカーが一体いくつあるのか、疑問に思わざるを得ない。

 後味の悪い幕切れにはなったが、Intelとしては、荒れ模様のスタートの後、約8年分のプロセッサに向けてアップデートを提供したことになる。この中には、現在も広く使われているSandy BridgeやIvy Bridge世代のプロセッサも含まれている。

 だが、影響が広範囲に及ぶCPU脆弱性の問題では、ファームウエアの更新は全体の一部分にすぎない。お使いのパソコンをMeltdownとSpectreの脅威から守る方法については、PCWorldの記事も参考にしてほしい。複雑に入り組んだ対処の手順について解説している。早急に手を打っておこう。また、CPU脆弱性を攻撃するマルウエアも見つかっているだけに、ウイルス対策を取り入れた防御も重要だ。

 ファームウエアのアップデートが提供されない旧型のパソコンは、そろそろアップグレードの時期かもしれない。米AMDのRyzenシリーズのクアッドコアAPUは費用対効果が高い。「Ryzen 3 2200G」は米Amazon.comでわずか100ドル程度、さらに高性能な「Ryzen 5 2400G」は同じく164ドル程度だ。両製品とも、最近のゲームに耐えうる性能を持つGPU「Radeon Vega」を内蔵している。また、RyzenのCPUは、今月中に第2世代の登場を控えていることから、現行版は全体に価格が下がっている。ただしGPUを内蔵しているのは、CPUではなくAPUの方だけだ。Intelも、第8世代Coreシリーズ(開発コード名「Coffee Lake」)のデスクトップ向け新型CPUやマザーボードを4月3日に発売したばかりだ。

 Core 2の冥福を祈りたい。別れが惜しまれる。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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