TOPNetwork > 豪議会、暴力的コンテンツの即時削除をSNSに義務づける法案を...

Network

豪議会、暴力的コンテンツの即時削除をSNSに義務づける法案を可決

2019/04/08

早坂 利之

 また、自由民主党のDuncan Spender上院議員は、「誰も何も知らない、見たこともなかった」法案だと主張し、「完全にばかげた決断を下さないための議論が必要だ」と語った。

 影の法務大臣Mark Dreyfus氏は4月2日、この法案について、「出来が悪く、本来の狙いを達成できそうにはない」としつつも、「労働党は、懸念はあるものの、この法案に反対はしない」と表明していた。

 労働党が政権を奪った時には、インテリジェンスと安全保障に関する両院合同委員会にこの法律を直ちに差し戻し、見直しを行うとDreyfus氏は述べている。

 今回の法律の適用対象は、「忌まわしい暴力的素材」だ。その定義は、「暴力的行為」に関与する1人または複数の人間が作成した音声および映像のコンテンツで、「分別のある人が不快とみなすもの」となっている。暴力的行為とは、テロ、殺人、拷問、性的暴行、誘拐のいずれかと定めている。

 こうしたコンテンツが公開されたサービスがオーストラリア国内外のどちらで提供されているかや、暴力的行為の行われた場所が国内外のどちらであるかは問わないとしている。

 また、こうしたコンテンツを「削除」するというのは、サービスを利用しているエンドユーザーが誰もアクセスできない状態にすることだと定めている。

 さらに、暴力的コンテンツが見つかったコンテンツサービスやホスティングサービスに対して書面で通知する権限をeセーフティ監督官(eSafety Commissioner)に与えている。

↑ページ先頭へ