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9月に登場予定のJava 11、新たな機能となくなる機能は

2018/04/23

JDK 11で削除される予定の機能

 Java EEとCORBAに関するモジュールは、Java SE 9で非推奨となり、今後のリリースで削除する方針とされていた。その削除がJDK 11で行われる予定だ。

 2006年12月リリースのJava SE 6で、開発者の便宜のために導入された一連のWebサービステクノロジの中に、Java EEプラットフォーム用に開発された4つのテクノロジがあった。JAX-WS(Java API for XML-based Web Services)、JAXB(Java Architecture for XML Binding)、JAF(JavaBeans Activation Framework)、Common Annotations for Javaだ。しかし、その後Java EE用の各バージョンが進化したことで、Java SEにとっては面倒な状況が生じていた。例えば、Java SEには無関係なテクノロジの導入や、両エディションに対する保守の複雑さなどだ。サードパーティのサイトを通じて、Java EEの各テクノロジのスタンドアロン版を利用できることから、もはやそれらをJava SEやJDKに取り込んでおく必要はないとOracleは説明している。

 だが、JDKがJava EEのAPIやツールを標準装備でサポートしていることを前提とした一部のアプリケーションは、コンパイルや実行ができなくなり、JDK 6//7/8からその後のバージョンへ移行する際に、バイナリやソースの互換性が損なわれることになる。こうした問題の影響を受ける開発者については、該当するJava EEテクノロジの別バージョンを導入するようOracleは勧めている。

 CORBAに関しては、Java SEへの導入は1990年代までさかのぼる。現在では、CORBAを使ってJavaアプリケーションを開発することに重要性はないというのがOracleの考えだ。また、CORBAのサポートを維持するためにかかる負担の方が、残されたメリットよりも大きいとしている。

 だが、CORBAの実装のうち、CORBA APIのサブセットのみを含んでいて、残りはJDKによって提供されることを前提としているものは、JDKからCORBAモジュールが削除されることで動かなくなる恐れがある。CORBAにはサードパーティ版はなく、CORBA APIのメンテナンスをサードパーティが引き継げるのかどうかも定かではない。

 このほか、JDK 11では、JavaFXが切り離され、JDKの6カ月ごとのアップデートサイクルとは別個の扱いになる。

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