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World IPv6 Launchから6年、依然としてIPv4が優勢

2018/06/08

Jon Gold Network World

レガシーアプリケーションがIPv6普及の妨げか

 ISOCのレポートは、IPv6の普及に立ちはだかる大きな課題の1つとして、エンタープライズ市場を挙げている。IPv6で動作するかどうかが定かでないレガシーアプリケーションがあるために、引き続きIPv4接続を必要としている企業は多い。しかし一方で、企業には「興味深いビジネスチャンス」もあるとレポートは指摘する。2011年には、米Microsoftが66万6000個のIPv4アドレスを1個当たり11.25ドルという高値で買い取った事例がある。IPv6の導入にいち早くかじを切った企業は、IPv4アドレスの売買市場を利用して、価格が下がる前にIPv4アドレスを売り抜けることができる。レポートでは、IPv4アドレスの価格は2019年には下がり始めるとの見通しを紹介している。

 Webサイト側のIPv6対応は全体として拡大が続いている。米Alexa InternetのWebサイトランキングにおける上位1000サイトのうち、IPv6に対応している割合は28%で、前年比5ポイント増加した。また、上位100万サイトで見ると、IPv6対応は17%で同4ポイント増だった。

 だが、IPv6導入に関する見通しはバラ色とは言い切れない。インターネット全体をIPv6に移行させる方法に関連してITU(国際電気通信連合)が出したドラフト案は、IPv4依存を減らすための策が十分でないとして厳しい批判を受けており、有意義な変革として実を結びそうにはない。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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