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Google、会話AI「Duplex」の実地試験を開始へ

2018/06/29

Michael Simon PCWorld

 米Googleは、今年5月の開発者会議「Google I/O」で会話AI技術「Duplex」を発表し、美容院に電話をかけて予約をとった時の録音を披露した。これに対しては、「倫理的に問題だ」「モラルに欠ける」「捏造だ」といった批判や疑問の声も上がったが、同社はこうした声を物ともせず、Duplexの通話の相手を全米各地の飲食店や美容院へと拡大する計画を進めつつある。

Credit: Google

 米The Vergeの報道によると、Googleは現地時間2018年6月26日、一部のメディア関係者を集めてDuplexの実演を行った。その際、同社は、今夏には全米に向けてDuplexのロールアウトを始める予定であることを明らかにした。だが、AndroidスマートフォンにDuplexがすぐに搭載されるわけではない。まずは信頼できるテストユーザーを対象とした限定的な実地試験から始めるとのことだ。

 つまり、Duplexが手当たり次第に電話をかけるようになるわけではないが、生身の人間に向けて本物の通話をし始めるということだ。それが可能であることを証明するために、Googleが今回メディア関係者を相手に行った実演は、Duplexが飲食店にかけた予約の電話に実際に出てもらい、イレギュラーな対応をしてもらうというものだった。その多くは成功に終わったが、Googleは今回始めるテストに関して、そうした手違いに対処するための策も用意している。Duplexと人間のオペレーターをペアにして、Duplexの会話の流れがおかしくなった時には人間が介入できるようにするという方法だ。

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