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恐怖の未来を防ぐのは「人間と協調するAI」

2016/07/15

Katherine Noyes IDG News Service

 例えば、オフィス内で荷物を届けるロボットや、人間を別のオフィスへ誘導するロボットを開発したとする。こうしたロボットは、時に人間の助けが必要になることがある。指令を理解したり、エレベーターのボタンを押したりといった時だ。こうしたロボットの場合、移動経路を選ぶ際に、距離の短さという意味でベストかどうかだけでなく、いざという時に人間の助けを得られるという点でベストかどうかを加味して経路を選択することが、人間本位の計画と言えるかもしれない。

 こうしたロボットでもう1つ重要なのが透明性だと同氏は指摘する。つまり、ロボット内部の状態が外から分かるようにすることだ。「人間はロボットの行動を見て推察することしかできない」と同氏は話す。

 ライトなどを使った合図や、今何をしているかをロボットが言葉で説明する機能を付ければ、人間にとって理解しやすくなる可能性があるが、それは依然として極めてハードルが高い問題だと同氏は言う。

 全体として、カンファレンスの参加者たちは、AIに関して頻繁に取り沙汰されている恐怖について、その多くは極めて大げさだとして取り合わなかった。今後も研究開発が必要な部分が数多くあるだけになおさらだ。

 今回のカンファレンスでプログラムの責任者を務めたアリゾナ州立大学教授のSubbarao Kambhampati氏は、現地時間2016年7月13日の記者会見の中で、「我々はこの未来を創造しなくてはならない。なぜ暗黒社会のような未来を創造するのか?」と述べた。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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