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Googleが買収したロボット企業、軍事費への依存から脱却

2014/07/23

Martyn Williams IDG News Service

 米Googleが買収したロボット開発企業の米Boston Dynamicsは、米軍向けの軍事ロボットの開発を手がけているが、軍事費への依存を大幅に減らしているようだ。軍事プロジェクトとの緊密な連携に対してGoogleが消極的であることを示唆している。

ハワイでの軍事演習でLS-3ロボットの運用実験をする米海軍
ハワイでの軍事演習でLS-3ロボットの運用実験をする米海軍

 Googleは2013年12月にBoston Dynamicsを買収した。Boston Dynamicsが軍事分野に重点を置いていることが、「Don't be evil(邪悪になるな)」というGoogleの社是や、同社が自ら育んできた高潔なイメージに反するのではないかという点について、買収の時点で一部から疑問の声が上がっていた。

 この時、英Independent紙は次のような見出しで買収を伝えた。「Googleの検索と破壊:『邪悪になるな』がモットーのネット大手、不気味な動物型ロボット開発の草分けを買収。同社の企業倫理は生き残れるか?」

 Googleは、買収の時点ではこの問題についてほとんど言及しなかった。ここ数日、Boston Dynamicsとその活動について話を聞かせてほしいとGoogleに何回か求めたが、いずれも拒否された。この問題のデリケートさを示しているのかもしれない。

 だが、機密プロジェクトに関する米連邦政府の調達記録を分析したところ、Boston Dynamicsが政府から受け取った支払額は、Googleによる買収後の8カ月間は大幅に減少していることが分かった。

 2013年にBoston Dynamicsは、米国防高等研究計画局(DARPA)、米陸軍、米海軍から、計3120万ドルを補助金として受け取った。2011年の2780万ドル、2012年の3320万ドルとおおむね同水準の額だ。

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