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米MSが自前JavaScriptエンジンに本腰 V8に対抗

2016/08/01

Paul Krill InfoWorld

 米Microsoftは、自社開発のJavaScriptエンジン「ChakraCore」に関する計画を前進させつつある。サーバーサイドで広く使われているJavaScriptプラットフォーム「Node.js」の基盤として、米GoogleのJavaScriptエンジン「V8」の代わりにChakraCoreを使えるようにするインタフェースを開発しているほか、LinuxとMac OSにChakraCoreを移植する作業を進めている。

Credit: Vic Brincat

 MicrosoftがWebブラウザー「Edge」やユニバーサルWindowsプラットフォームで使っているWindows専用のJavaScriptエンジンが「Chakra」で、その中核部分をオープンソース化したものが「ChakraCore」だ。Microsoftは現地時間2016年7月27日、Node.jsのJavaScriptエンジンとしてChakraCoreを利用する「Node-ChakraCore」のLinux用プレビュー版と、x64版Linux用とMac OS用に実装したChakraCoreランタイムを公開したことを発表した。いずれも実験的な実装だとしている。

 Microsoftが目指しているのは、現在はGoogleのV8と結び付いているNode.jsを、新たな段階へと進めることだ。サンフランシスコで現地時間2016年7月27~28日に開催されたカンファレンス「NodeSummit」の中で、MicrosoftのChakraCore担当上級プログラムマネージャー、Arunesh Chandra氏は、Nodeの標準的なインタフェースを基盤として、どのようなJavaScriptエンジンをサポートしているかに関係なくNodeが機能するようにしたいと説明。「NodeはV8の変動に左右されやすく、V8によってNodeのエコシステムが頻繁に影響を受けている」とした。Microsoftは、この取り組みを推進するために、米IBMをはじめとする他社と協力している。

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