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MIT、10種類の素材を同時に使える3Dプリンターを開発

2015/08/27

Lucas Mearian Computerworld

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究者らが、10種類の光硬化性樹脂を同時に使って造形物を作成できる3Dプリンター「MultiFab」を開発した。この3Dプリンターは、7000ドル足らずの市販部品だけでできている。同時使用できる素材がわずか3種類の3Dプリンターが25万ドルもするのとは対照的だ。

(MIT)

 MultiFabは、さまざまな光硬化性樹脂の微細な液滴を混合し、印刷用プリンターと似たようなインクジェットのプリントヘッドから吐出する仕組みになっている。造形のプロセスでは膨大な演算処理を行い、さまざまなポリマーを組み合わせるために必要な数ギガバイトのビジュアルデータを処理するという。

 現在のところは、LED照射システムからの紫外線で硬化する光硬化性樹脂のみを使用しているが、研究チームが発表した論文によると、「コポリマー、ヒドロゲル、溶剤型素材など、別の素材をこのプラットフォームの中で使用するように適応させることも可能である」とのことだ。素材の推定コストは1kg当たり約20ドルとしている。

 現段階でMultiFabが対応している素材には、硬質材料、弾性材料、高屈折率素材、低屈折率素材、保持体がある。

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