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Linux創始者、CPU脆弱性の影響とハードウエアの変化について語る

2018/09/07

Paul Krill InfoWorld

 Linuxカーネルの新バージョンであるLinux 4.19は、CPU脆弱性の問題への対処を余儀なくされた。ハードウエア側のバグにソフトウエア側が対処せざるを得ないことは、実に腹立たしい問題だった。Linuxの創始者であるLinus Torvalds氏は、今後こうした事案が減ることを願っている。

Credit: James Niccolai/IDGNS

 Linuxの開発プロセスでは、新しいコードをマージするマージウィンドウが2週間あり、その後の6~7週間をバグの発見と修正にあてている。通常、このプロセスは大ごとではないとTorvalds氏は言う。多くの場合、2週目の半ばにはバグ修正に入る。しかし4.19では、新たなCPU脆弱性の問題が、マージウィンドウの最中に持ち上がった。

 一方、幸いな面としてTorvalds氏が挙げたのは、最近のCPU脆弱性は次第に深遠化していて、影響する対象が少なくなっていることだ。「ハードウエアのセキュリティ脆弱性の問題が終息に近づいて、今後は大幅に減ることを願っている」と同氏は述べた。

 このほか、Torvalds氏が述懐したのは、昔はハードウエアの性能は年々2倍になるという想定があったことだ。最近ではその説は成り立たず、今後もそうなりそうにはないと同氏は言う。

 この点を念頭に置いて、今後の開発者は、ソフトウエアの速度をもっと気にかけていた時代に戻ることになるかもしれないとTorvalds氏は言う。ハードウエア側が高速化することで何とかなると決めてかかるわけにはいかない。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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