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スマートシティとは何か、恩恵とリスクは?

2018/09/10

Hannah Williams Computerworld UK

スマートシティが必要な理由

 Gemaltoによれば、世界の人口が増え続ける中、都市化の進行により、都市の居住者は今後30年で25億人増える見通しだ。

 ニューヨーク、東京、ロンドンなど、世界の巨大都市では、人口増加による過密化が進んでいる。

 英運輸省が発表した2017年のデータによると、ロンドンでは朝のラッシュ時の列車の乗客数は定員を5.4%上回っている。

 こうした理由から、スマートな手段で都市生活や移動の問題に対処し、居住者や通勤者が直面しているプレッシャーをなくす方法を見つけなくてはならない。

 人口が増える中、成長に歩調を合わせていくためには、環境的、社会的、経済的な持続可能性が欠かせないと捉えている国もある。実際、スマートシティ技術は最重要との認識を示している国は200カ国近くに上る。

スマートシティの安全性は

 安全とセキュリティはどの都市でも重要な関心事である。デジタル技術が加わることで、懸念の度合いは高まる。

 しかも、サイバー犯罪やデータ盗難のリスクが高まっているだけに、スマートシティは、潜在的な脅威に対処できる態勢を整えておかなくてはならない。

 前述のように、住民らがデータに基づいて的確な意思決定を下すうえでテクノロジーが力になることが期待されている。実際、スマートテクノロジーを取り入れることで、不慮の死を減らしたり、緊急事態への対応に要する時間を短縮したりできることが考えられる。

 MGIのレポートによると、スマートテクノロジーを導入することで、不慮の死を8~10%、犯罪を30~40%、それぞれ減らせる可能性がある。

 複数のコネクテッドテクノロジーを導入することは全体にリスクを伴う。認証とID管理の強力なソリューションを取り入れて、安全でセキュアな都市環境を確立する必要がある。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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