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HTCのスマホ開発部隊をGoogleが11億ドルで買収、その狙いとHTCの今後は

2017/09/25

Brad Chacos and Michael Simon PCWorld

 今回の買収は、Googleが新しいハードウエア部門と、「Made by Google」と銘打った自社ブランドのデバイスの推進に本腰を入れていることを示している。また、2011年のMotorola Mobility買収で得た教訓も反映されている。当時は、退屈な製品を2年近く生み出し続けた末に、2013年登場の名機「Moto X」でGoogleはようやく面目躍如を果たした。今回は、製品群ではなく開発部隊のみを手に入れることから、これら従業員は「Pixel 3」をはじめとするデバイスの開発に直ちに取りかかることができる(Googleが現地時間10月4日に開催するハードウエア関連イベントでは、「Pixel 2」が登場する見通しだ)。

HTCの人材を迎えるGoogleの狙いは

 Motorola Mobilityを買収した時は、Googleの主な狙いは強力な特許ポートフォリオだったが、今回HTCから人材を手に入れたのは、ハードウエアの開発技能を高めるためと見られる。これまでGoogleは、自社ブランドのスマートフォンである「Nexus」やPixelの開発にあたって、パートナーの端末メーカーとの協業が必要だった。協業の相手は、中国Huawei Technologiesや韓国LG Electronics、そして他ならぬHTCだ。今回の買収によってGoogleは、ハードウエアに関する取り組みをこれまでより直接的に統制できるようになる。ただし、デバイスの製造手段は引き続き確保する必要がある。また、今回の取引の対象に仮想現実(VR)ヘッドセット「HTC Vive」に関する人材が仮に含まれていたとしても、意外ではないだろう。GoogleはモバイルVRに関心を示しているからだ。

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