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CiscoのコンテナプラットフォームとSAP Data Hubを統合した共同ソリューションが登場
2018/10/04
複雑な環境への対処に有効
今回の共同ソリューションは、複雑な環境への対応や、データサイロの限界の排除という面で期待が持てるというのがアナリストの見解だ。
米市場調査会社IDCのプログラムバイスプレジデント、Stephen Elliot氏は言う。「ポイントは、データマイグレーション、基盤となるパフォーマンス/管理/データガバナンス、アプリケーション層とネットワーク層の密接な連携だ。パブリッククラウドへのデータマイグレーションは、的確に遂行してビジネスリスクを抑制しなければならないが、それが難しい。SAP HANAやCisco HyperFlex、SAP Data Hubを利用する大企業に向けて、両ベンダーの連携による正式な機能が登場するというのが今回の発表だ」
SAPのワークロードをこれまで以上にクラウドに移行できるかどうかは企業各社にとって重要だ。プライベートクラウドからパブリッククラウドへのデータマイグレーションを最適化できる。
Ciscoは、マルチクラウドの領域に向けた製品を開発して、顧客にとって最善のクラウド環境をすべてサポートすることを戦略としており、今回の共同ソリューションはその戦略を継続するものだとCope氏は言う。
Cisco Container Platform for SAP Data Hubは、2018年11月にCiscoからリリースする。SAP App Centerでは2019年第1四半期に入手可能となる予定だ。
今回の共同ソリューションは、SAP Data Hubの新バージョンである2.3のリリースにあわせて発表された。バージョン2.3は、新しいインタフェースや管理ツールを備えている。
(了)