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Facebook、競合状態検出ツール「RacerD」を公開

2017/10/23

Paul Krill InfoWorld

 Facebookは、実際のAndroid版FacebookアプリのニュースフィードでRacerDをテストし、1000件以上のバグを開発段階でつぶすことができたという。ニュースフィードが並行処理に対応する際に、数千行のコードのリファクタリングにRacerDを利用したとのことだ。

 RacerDは、O'Hearn氏が考案した数学的理論である並行分離論理に基づいている。コードの問題や、それによってシステムに生じ得る問題を、新しいアルゴリズム的手法により、コードを動かす前の段階で検出する。競合状態が検出された場合、開発者は通常はロックを追加することで対処する。

 InferはBSD+Patentsライセンス(特許条項付きBSDライセンス)で提供されている(Githubのリポジトリはこちら)。BSD+Patentsライセンスといえば、米Apache Software Foundationなどの組織や企業が、このライセンスによって面倒な事態に発展する可能性を懸念して、FacebookのJavaScriptライブラリ「React.js」を使用しないことを決めた。こうした反発の声を受けて、Facebookは2017年9月、Reactのライセンスを、より受け入れられやすいMITライセンスに変えた。Facebookは、RacerDのライセンスについても、同様に変更するかどうかを検討している。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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