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Wi-Fi 6の特徴と今後の展開は

2018/11/05

Jon Gold Network World

 次世代無線LAN規格「IEEE 802.11ax」こと「Wi-Fi 6」は、導入への新たな一歩を2019年に踏み出すことになる。この規格は、無線ネットワークの問題を軽減するために、技術面でさまざまな改良が施されている。

Credit: Aerohive / ASUS / D-Link / Stationary Traveller / GettyImages

 大きな特徴としてまず挙げられるのは、無線環境の過密化を踏まえた設計になっていることだ。1つのアクセスポイントで最大8ユーザーのトラフィックを同時に処理できるMU-MIMO(マルチユーザーMIMO)技術を備えている。従来世代のアクセスポイントに比べ、複数クライアントとの同時通信が向上している。

 さらに注目すべきは、OFDMA(直交周波数分割多元接続)への対応だ。モバイル通信の世界では、LTEなどで既に使われていた技術で、チャネルを分割する手法を用いる。こちらも、多数のクライアントが同時に接続する時の速度低下の抑制につながる。

 つまりWi-Fi 6は、従来のWi-Fiより高速というだけでなく、クライアントの高密度化が急速に進む現在のIT環境への対応能力が向上している。現在のオフィスでは、1人で複数のクライアントを併用したり、スマートデバイスを取り入れたりなど、ネットワークへの依存度がますます高まっている。またIoTでは、あらゆる種類のコネクテッドデバイスの活用が進んでいる。Wi-Fi 6は、そうしたニーズにうまく合う。

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