TOPWireless > プラスチックの装置とWi-Fi電波で情報を伝達、電源不要の新...

Wireless

プラスチックの装置とWi-Fi電波で情報を伝達、電源不要の新技術を米大学が考案

2017/12/11

George Nott Computerworld

 研究チームの論文には次のように説明がある。「こうした機能によって、ユビキタス接続というビジョンが万人の手に届くものになる。設計者は、我々の評価モジュールをダウンロードして利用できる。無線チップなどの電子部品を制作物に組み込むための工学的な専門知識は必要ない」

 今回の研究には、米Googleから獲得した資金も一部利用されている。研究チームは、この仕組みを利用した装置として、風力計、流量計、ボタン、ダイヤル、スライダーなどを開発した。

 用途の例として研究チームが挙げたのは、電池を使わずに音楽再生のボリュームを変えられるスライダー、コーンフレークをAmazonに自動で注文するボタン、水漏れを検知した時にスマートフォンに通知する水センサーなどだ。

 論文のシニアオーサーであるShyam Gollakota准教授は次のような例を挙げる。「例えば、『Tide』(液体洗剤)の容器から洗剤を注いだ時に、ギアの回転速度に基づいて、流れ出ている洗剤の量が分かる。3Dプリンターで出力したスイッチとアンテナの連動によって、そのデータをワイヤレスで伝送する」

 「こうして、Wi-Fiレシーバーは、洗剤の残量を把握できる。そして、所定の残量を下回ったら、Amazonアプリにメッセージを自動送信して追加分を注文できる」

 このシステムの詳細については、論文「3D Printing Wireless Connected Objects」に記述されている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

↑ページ先頭へ