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セキュリティソフトのマルウエア防御、無料製品も遜色なし

2019/02/01

Mark Hachman PCWorld

 マルウエアの感染を心配して、有料の総合セキュリティ製品をパソコンに導入している人も多いだろう。だが、ドイツのセキュリティソフト試験機関AV-TESTが公表した2018年12月版のテスト結果では、マルウエアの防御に関して、チェコのAvastが手がける無料製品「Free AntiVirus」がトップに並ぶ結果を残し、Windowsの標準機能「Windows Defender」もそれをわずかに下回る程度という結果になった。

Credit: Avast

 これは2つのことを意味する。1つは、米MicrosoftがWindowsに標準搭載している防御機能も、以前のような役立たずの存在ではなくなったということ。もう1つは、無料の製品で手に入るのと同じような防御に、消費者はお金を払いすぎているのかもしれないということだ。

 もちろん、現在の主要な総合セキュリティ製品は、マルウエア対策のみにとどまらない付加機能や特徴を数多く備えている。ランサムウエアに対する防御や、Windows標準の機能に代わるファイアウォールのほか、ゼロデイ攻撃を阻止するAI的機能、クレジットカード情報やパスワードを保護する機能、さらにはVPNの機能を持つものもある。

 確かに、こうした付加機能のいくつかは価値が高い。例えば、パスワード管理ツールは我々も利用を勧めているし、VPNはプライバシー保護に有益だ。しかし、こうしたツールは単体でも手に入る。総合セキュリティ製品が実現する包括的な防御の必要性にも一理あるとはいえ、AV-TESTの最新の結果からすると、少なくともマルウエア防御や実用性に関しては、無料の製品も、有料の総合セキュリティ製品と比べて遜色ないと言える。

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