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IBMの「Watson」、IBM以外のクラウドでも利用可能に

2019/02/14

Serdar Yegulalp InfoWorld

 ローカル版Watsonの各インスタンスに必要なシステムリソースは、ワークロードによって異なる。提供する製品のSLAで、目的のパフォーマンスを実現するために必要なコンピューティング環境(メモリー、コア数、GPUなど)を規定している場合もあるとPuri氏は説明する。動作は仮想化環境とベアメタル環境の両方をサポートする。

 IBMは今後、IBM Cloud Privateを基盤とするローカル版Watsonの種類を増やしていく。今年中には、コードの記述なしで非定型テキストから意味のある情報を抽出できる「Watson Knowledge Studio」や、自動メタデータ抽出ツール「Watson Natural Language Understanding」を提供する予定だ。後者については、Watson Assistantの内部的なマイクロサービスとして既に使っており、ローカル版への移植作業は大半が完了しているとPuri氏は話す。

 今回のローカル版Watsonサービスからは、IBMが米Red Hatを買収した狙いが垣間見える。それぞれのWatsonサービスの土台となるIBM Cloud Privateは、KubernetesベースのRed Hat OpenShiftを基盤に使うことができる。一連のWatsonサービスには、Kubernetesやコンテナに関して3年間にわたって手直しを加えてきたとPuri氏は説明する。Red Hatが完全にIBMの傘下となった暁には、Watsonにせよそれ以外にせよ、クラウドへの可搬性を引き出すという面で、Red Hatがインフラで持つ強みが、今後のIBMのデータ関連サービスに生かされることになる。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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