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AppleとSAPの提携は開発者志向、iOS向けSDKを3月末にリリース

2017/03/02

Matt Kapko CIO

両社の開発者基盤を活用

 SAPとAppleは、業務アプリ開発の推進に向けて、それぞれが抱える膨大な開発者基盤を生かすことも目指している。SAPの開発者は250万人以上、Appleは1300万人以上に及ぶ。SAPによると、同社がSAP Academy for iOSでまず用意した講座の狙いは、SDK、クラウドプラットフォーム、iOS端末のハードウエアとソフトウエアの最新機能を最大限に活用するためのツールとリソースを提供することだ。また同社は、学習を始めるモバイル開発者がどの講座をどのような順番で学んでいくとよいかというラーニングパスも作成した。

 「SAPは広く浸透している。ほとんどの人は、何らかのSAPのバックエンドがある」とGartnerのBaker氏は言う。「その観点では、ビジネス開発アプリを構築しようとする開発者には極めて魅力的だ。Appleにとっては、この市場で本命のモバイルツールとしての確かな基盤が得られる。一方、SAPにとっては、大本命のモバイルプラットフォームが得られる」

 Appleは、エンタープライズ分野の提携を、3年足らずの間に4件結んだ。最初に提携したのはIBMで、現在も市場で大きな存在感を示しているが、SAPが満たすニーズはまた別で、SAPのバックエンドシステムを内製のモバイルアプリと連携できるようにするツールを開発者に提供する。「AppleとIBMの提携は、企業向けに構成できる既製のアプリケーションを提供し、企業で利用できるライセンスを付与するという面に重心を置いている」とBaker氏は説明する。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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