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米ドラッグストア大手、データベースをクラウドとオープンソースに移行
2019/03/06
米ドラッグストア大手Walgreens Boots Allianceが、クラウドとオープンソース技術への広範な移行を進めている。その一環として、リレーショナルデータベースも、オープンソースの「MariaDB」に移行する。

Walgreensは今年1月、米Microsoftと大規模な提携を結んだ。主要なITインフラをMicrosoftのクラウドサービス「Azure」に移行することなどを盛り込んだ提携だ。Walgreensのクラウド戦略は2017年に始まっていたが、今回の提携を受けて、若干の変更が加わることとなった。
こうした中、ニューヨークで2月末に開催されたMariaDBのイベント「OpenWorks」に、Walgreensのデータベース担当マネージャー、Dave Tuegel氏が登壇した。Walgreensは、オンプレミスで稼働するレガシーデータベースから、クラウド上で稼働するMariaDBなどのオープンソースデータベースに移行している最中だと同氏は説明した。
現在Walgreensがオンプレミスで利用しているデータベースは、コストのかさむ米Oracle製品が中心で、そのほかにSQL Serverや、米Teradataと米IBMのデータベースも利用している。移行後は、MariaDBのリレーショナルデータベースと、MongoDBおよびMicrosoft CosmosのNoSQLとを組み合わせて利用する計画だ。