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NVIDIA、自動運転車の開発プラットフォーム「Drive PX」を発売、価格は1万ドル

2015/03/19

Martyn Williams IDG News Service

 車のダッシュボードから撮影されたYouTube動画の数々でよく分かるように、運転中にはこの上なく奇妙な状況に遭遇することがある。敵意をむき出しにする熊や、低空を飛ぶ飛行機、高速道路でショッピングカートに乗る男性など、どれも動画として見る分には娯楽性がある。だが、こうした動画は、自動運転車の開発者が直面する問題の例でもある。つまり、コンピューターをどのようにプログラミングすれば、こうした状況をすべて理解できるようになるかという問題だ。

 米NVIDIAは現地時間2015年3月17日、自動運転車を開発するためのコンピューター・プラットフォーム「Drive PX」を1万ドルで発売することを発表した。同社の説明によると、このプラットフォームでは、さまざまな状況に対する正しい反応と誤った反応を車が学習できるという。事前に厳密に定義しておいた状況からではなく、経験に基づいて、対応の仕方を理解するということだ。

 同社CEO(最高経営責任者)のJen Hsun Huang氏は、カリフォルニア州サンノゼで開催した同社カンファレンス「GPU Technology Conference(GTC) 2015」の基調講演でDrive PXを取り上げた。この中で同氏は、「運転とは検知がすべてではない。運転とは習得的行動だ」と述べた。

 Drive PXは、プロセッサ「Tegra X1」を2基搭載しており、最大12台のカメラの映像を処理できる。例えば、路上に犬がいたときは減速するが、路上に新聞紙が舞っていても急ブレーキをかけない、といったことを徐々に学習できるものと考えられる。

 現時点で商用化されている自動制御システムは、車線から外れたことを検知したり、衝突を回避したりといった機能に関するものがほとんどだ。研究プロジェクトの一環として、完全な自動運転車もいくつか開発されてはいるが、きわめて詳細な地図を基にしており、統制が取れた環境での運用に限定されている車が一般的である。

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