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Facebookがハードウエアをオープンソース化する理由

2016/04/21

Matt Kapko CIO

 米Facebookは、中核事業のサービスを発展させる取り組みの一環として、研究開発の成果をオープンソース化する動きを最近さらに拡大している。ネットワークインフラのハードウエアや無線接続システムなどを自ら製造して販売するのではなく、その主要な成果を誰もが利用できる形で開放し、その装置の製造やサービスの提供を、豊富な資金を持つ競合企業が大々的に進めることを歓迎している。

Credit: REUTERS/Stephen Lam
Credit: REUTERS/Stephen Lam

 Facebookは基本的に、ハードウエア企業でもありソフトウエア企業でもある。ただし、ハードウエア企業といっても、Oculusは除いてハードウエアは売っていないし、ソフトウエア企業といっても、ボリュームライセンス契約を収入源にしていない。同社がネットワークインフラの知的成果物をオープンソース化したのは、5年前の「Open Compute Project」からだ。そして、2016年2月~4月の間に、少なくとも4件のプロジェクトについて、同様の動きを明らかにした。

3Dビデオカメラや無線技術をオープンソース化

 最近Facebookが発表したオープンソースプロジェクトとしては、まず2月のモバイル展示会「Mobile World Congress」で発表したインフラ構築プロジェクト「Telecom Infra Project」がある。さらに、4月12~13日に開催した同社開発者会議「F8」では、3件のプロジェクトについて、仕様をオープンソース化することを発表した。3Dビデオカメラシステム「Surround 360」、免許不要の周波数帯を利用して人口密集地域でインターネット接続を提供する無線ネットワークインフラシステム「Terragraph」、帯域の効率的な活用を目指した無線伝送技術「ARIES(Antenna Radio Integration for Efficiency in Spectrum)」だ。

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