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カーナビアプリWaze、救急車出動の迅速化に役立つ可能性

2019/05/28

George Nott Computerworld Australia

 米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)などの研究者らの調査によると、米Google傘下のソーシャルカーナビアプリ「Waze」で報告される交通事故の情報は、緊急通報電話(911番)で同じ事故が通報されるまでの時間に比べ、平均で2分41秒早かった。この違いが被害者の生死を分ける可能性があると調査チームは指摘している。

Credit: Daniel Masaoka

 Wazeには、ユーザーが交通事故などの情報を報告して共有できる機能がある。今回の調査は、米カリフォルニア州ハイウェイパトロール(CHP)とGoogleの協力のもとで行われ、5月22日に「Crowdsourced Traffic Data as an Emerging Tool to Monitor Car Crashes」としてレポートが公開された。

 調査結果によると、通常は、緊急電話で通報を受けてから救急隊が現場に到着するまでに、平均で7~14分かかっている。「クラウドソーシングの交通データを活用することで、その時間を最大60%短縮できる可能性がある」と、調査チームの1人であるUCI医学部救急医学科のBharath Chakravarthy氏は言う。

 調査では、Wazeで得られる事故報告と、緊急電話のような従来の手法で得られる事故報告が、非常に近い関係にあることが分かった。アプリのユーザーが報告する情報を生かして救急隊の反応をスピードアップできれば、被害者の死亡率を減らせる可能性があり、救急部門の業務も効率的になると調査報告は説明している。

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