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豪当局、主要空港とシドニー港でドローン監視の試験運用を開始

2019/05/30

George Nott CIO Australia

 CASAの最高経営責任者(CEO)で航空安全長官のShane Carmody氏が最近の談話で引き合いに出したのは、ドローンの飛行で3件の違反を犯した男性が受けた有罪判決だ。商用飛行に必要なオペレーター証明書を取得していなかった違反1件と、ドローンが故障した場合の避難が難しい高度で人混みの上を飛行させた違反2件に関して、ビクトリア治安判事裁判所が有罪を言い渡し、罰金などの額は計1500豪ドルを超えた。

 「ドローンの安全規則に違反した証拠がある場合は、今後も処罰の対象にする。最近の罰金は1000豪ドルを超えている」とCarmody氏は言う。

 オーストラリアでは、管制施設を備えた空港から5.5km以内の場所や、シドニー港の上空、あるいは人々が密集しているスポーツイベント、コンサート、集会などの上空でドローンを飛ばすことは、CASAから個別に承認を得ない限りは禁止されている。

 CASAの発表によると、ドローンの違法飛行に対してCASAが出した違反通知は、今年に入ってからこれまでで26件に上る。

 2月末時点のデータによると、CASAがドローン操縦者に発行したライセンスは計1万999件、オペレーター証明書は計1504件だ。CASAにとって、ドローンの違法飛行への懸念は大きくなりつつある。

 今年前半に実施するドローン監視の運用試験の一環として、CASAは豪Counter Drone Solutionsと契約を結んだ。同社のCEOは、以前オーストラリア連邦警察に所属し、2018年のコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)でドローン対策を統括したJohn Hildebrand氏だ。

 CASAのCarmody氏は言う。「ドローンの運用に関して集めたデータを、啓発や情報戦略に活用する。ドローンの登録と認可を義務づける措置を2019年下半期に導入するのに向けて、重要な動きとなる」

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