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医療分野のソーシャルロボット活用、豪研究者が臨床試験の拡大を呼びかけ

2019/06/11

George Nott Computerworld

 「こうしたロボットの進歩を、脅威に感じる人もいるかもしれない。だが我々は、人間の医療専門家の仕事をロボットで代用するために研究しているのではない。治療の現場での課題を特定し、ソーシャルロボットの効果的なアシストによって、患者が言いづらい問題についてもきちんと話し合えるようにしたり、医療スタッフの配慮が必要になりそうな問題を見つけやすくしたりできないか、取り組んでいる」

 ACRVのソーシャルロボットチームは2018年8月に、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」を、クイーンズランド州のTownsville
Hospitalの短期入院病棟のコンシェルジュとして導入した。同州の保健省は今年の初め、医療分野におけるロボットアシスタントの実験を継続する方針を発表し、「TESA(The
eHealth Service Assistant)」と呼ぶロボットを州内各所の病院で展開している。

 Pepperは現在、QUTケルビングローブキャンパスの診療所に設置され、3カ月間のトライアルを行っている。受診者に対して簡単な健康状態チェックを行い、その結果をカスタマイズしてフィードバックし、受診者が人間の医療スタッフと運動や食事、飲酒や喫煙などについて話し合えるようにする。

 昨年ACRVが公開したロードマップでは、オーストラリアが世界のロボット市場と自律システム市場で重要な地位を掴むチャンスになるとして、ヘルスケア事業者のあいだでソーシャルロボットやコンパニオンロボットの導入を拡大するよう、強く促している。

(了)

翻訳:鈴木英子=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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