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モバイルデバイスを狙うランサムウエア、前年の約4倍に急増

2016/07/01

Michael Kan IDG News Service

 スマートフォンなどのモバイルデバイスを標的とするランサムウエアの攻撃が急増している。ハッカーたちは、攻撃の対象を拡大することをもくろんでいる。

Credit: TechStage

 ロシアKaspersky Labが2016年6月29日に発表した調査結果によると、モバイルデバイスを標的とするランサムウエアの攻撃を受けたユーザーの数は、前年に比べて約4倍に増えた。

 これは厄介な傾向だ。これまでランサムウエアは、パソコンを標的にするのが一般的だった。すべてのデータを暗号化したうえで、そのデータを「人質」に取って「身代金」を要求するという手口だ。

 身代金を支払わなかった場合、データをすべて削除されるのが脅威だ。顕著な事例としては、病院、学校、警察署がランサムウエアの被害にあった例もある。だが、次第にハッカーたちは、スマートフォンに焦点を当てつつある。

 Kasperskyが、同社のAndroid用セキュリティ製品に関するデータを分析したところ、攻撃の急増が判明した。それによると、2015年4月~2016年3月の1年間で、モバイル向けランサムウエアの攻撃を受けたユーザーは13万6532人だった。その前の1年間が3万5413人だったのに比べ、約4倍である。

 国別で見ると、モバイル向けランサムウエアの攻撃を受けた割合が高かったのは、ドイツ、カナダ、英国、米国という順だった。

 この1年間にKasperskyが検出したモバイル向けランサムウエアで最も多かったのは、「Fusob」というランサムウエア・ファミリーだ。Androidユーザーを攻撃したランサムウエアの約56%がこの種類だった。

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