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今もはびこるWindows XP、直ちに追放を

2017/07/12

Steven J. Vaughan-Nichols Computerworld

 さすがに、いい加減にしておこう。いまだにXPを使っている人は、XPでしか動かないプログラムがあって、それを作り直したりリプレースしたりするのを怠けている人か、あるいはそれにかかるお金をケチっている人だと推測される。だが、ひとつ申し上げておきたい。現時点で怠けていると、後で予想よりはるかに膨大な作業に見舞われることになるし、現時点でお金をケチっていると、後で非常に高くつくことになる。そろそろ目を覚まそう。目覚ましは皆に向けて鳴っている。

 思い切って立ち向かい、古いソフトウエアを排除しよう。自分で作り直せないのなら、できる人を探してこよう。

 新しいバージョンのソフトウエアをベンダーが用意していないのなら、3年以上も製品を更新していない開発元のソフトウエアで自分は一体何をしているのかと自問してみよう。XPが終焉を迎えると知らなかったわけはあるまい。XPのサポートが終わることをMicrosoftは繰り返し告知していた。旧式のOSで旧式のプログラムを使うのは、自ら災難を招いているに等しい。

 既に災難に見舞われている企業や組織はたくさんある。英National Health Service(NHS)の病院は、いまだにXPを使っていたところへ、5月にランサムウエア「WannaCry」の襲来を受けた。NHSの医療機関は数多くがノックアウトされた。偶然だろうか。そうは思えない。

 WannaCryや「Locky」「Petya」といったランサムウエアにノックアウトされた企業や組織がほかにいくつあるのか、数字は分からない。ハッキングを受けたことを企業は白状したがらない。

 分かっているのは、米FedEx、日産自動車、日立製作所、仏RenaultがいずれもWannaCryに襲われたことだ。ランサムウエアが2016年に奪った金は10億ドルに上る。これは氷山の一角にすぎない。攻撃を受けた企業や機関の数は膨大だ。

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