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一部の企業でReact Native離れが始まる

2018/08/20

Paul Krill InfoWorld

 ・米Airbnbは、React Nativeの利用を取りやめてネイティブアプリにシフトすることを6月に発表した。理由として、初期化の問題や未成熟さといった技術的な要因を挙げている。また、エンジニアが専門外のプラットフォームについてデバッグを余儀なくされるといった組織的な問題も生じていたという。AirbnbがReact Nativeに傾倒していたために、iOSやAndroidのエンジニアの中には、同社の仕事の応募に二の足を踏む人も多かった。

 ・米Udacityは、UIデザイン、インテグレーション、パフォーマンス、メンテナンスなどに関する問題を理由として、React Nativeの利用を取りやめた。

 ・ゲーマー向けの通話/チャットアプリを手がける米Discordは、React Nativeに関して、タッチイベントのパフォーマンスの悪さや、Androidでの64ビットサポートの不足といった問題に直面した。しかし、Webとモバイルの橋渡しとなるフレームワークであることなどを挙げて、React Nativeの利用を続けると表明している。

FacebookはReact Nativeを修正する意向

 Facebookは、いっそうの軽量化と、既存のネイティブアプリとのさらなる適合を目指して、React Nativeのアーキテクチャを見直す計画を打ち出している。また、JavaScriptサイドのスリム化でJavaScriptのエコシステムとの親和性を高める意向を示している

 Facebookは、React Nativeのプロジェクトを始めた時点では、JavaScriptとネイティブアプリをつなぐ単一の「ブリッジ」として、非同期でシリアル化可能なバッチブリッジを提供することを指針としていた。だが、この最初の指針によって、一部の機能の構築が難しくなっていた。例えば、同期での反応を想定しているネイティブAPIの多くと、JavaScriptのロジックを直接統合できなかった。ネイティブコールをキューイングするバッチブリッジでは、ネイティブに実装された関数をReact Nativeアプリから呼び出すようにするのは難しかった。

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