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一部の企業でReact Native離れが始まる

2018/08/20

Paul Krill InfoWorld

 Facebookは次のような計画を示している。

 ・スレッディングモデルの変更。優先度の高い更新はどのスレッドでもJavaScriptの同期呼び出しを可能にする。
 ・非同期レンダリング機能の追加。複数のレンダリング優先度への対応を可能にし、非同期のデータ処理を簡素化する。
 ・ブリッジをシンプルにすることで、高速化と軽量化を実現する。

 Facebookは7月に、より安定したフレームワークに向けた一歩として、React Nativeのバージョン0.56をリリースした。主な特徴は、Androidの対応を新しくしたことによるビルドの高速化や、React NativeのJavaScriptバンドラー「Metro」で使うトランスパイラ「Babel」をBabel 7にアップグレードしたことなどだ。

Walmartは統合用のプラットフォームを開発

 React Nativeの問題点をFacebookが解決するまで待っている企業ばかりではない。米Walmart傘下のWalmart Labsは、オープンソースのプラットフォーム「Electrode Native」を開発した。既存のモバイルアプリにReact Nativeのコンポーネントを統合でき、Node.js 6以降で動く。開発者は、モバイルアプリに追加したい機能を選択し、単一のライブラリにパッケージ化できる。このプラットフォームは、依存関係のバージョン管理機能を備えており、React Nativeのコンポーネントとの整合が必要なネイティブ依存関係を管理できる。

 Walmart LabsがReact Nativeを試したのは、Walmartのモバイルアプリの中で、パフォーマンスが十分ではなかったハイブリッドビュー(ブラウザーウィンドウにあたる部分)に代わる選択肢を求めてのことだった。React Nativeを利用する実験は成功したものの、新機能の追加に時間がかかる点や、アプリの中でネイティブな部分とReact Nativeの部分とのやりとりが簡単ではなかった点を同社は問題と認識していた。

React Nativeのダウンロード

 React NativeはGitHubからダウンロードできる。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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