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C++のダングリング検出、提案文書のバージョン1.0が公開

2018/09/27

Paul Krill InfoWorld

 C++の著名な開発者で、ISO C++標準化委員会の委員長を務めるHerb Sutter氏が、ダングリング(無効な領域に対する不正な参照)の検出方法について提案する文書「Lifetime Safety:Preventing Common Danglng」のバージョン1.0を公開した。C++のコードに潜む典型的なダングリングをコンパイル時に検出して警告する手法を提案している。長年にわたって存在してきた問題に対処し、コードの安全性を高めることを目指す。

Credit: Thinkstock

 今回の文書は、2015年に発表したバージョン0.9に続くもの。Sutter氏によると、もともとは情報提供による寄与を目的とした文書だったが、C++標準としての採用に向けた動きとなる可能性もある。

 バージョン1.0では、C言語スタイルのポインタや、参照、イテレータ、string_view、spanなど、別の場所で確保した領域のデータを参照する型の扱いについて取り上げ、C++のコードで典型的なダングリングをコンパイル時に検出して、一貫性がある形でエラーとして提示できるようにするための手法を提案している。文書の抄録には、この取り組みについて、40年前からの問題を解決するための、重大ながらも推論的な試みだと記述されている。

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