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「Apple Pay」がサービス開始から1年、普及はなかなか進まず

2015/10/07

Caitlin McGarry Macworld

Apple Payが成功するための道は

 Appleが「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」を発売したことで、Apple Payを利用可能なユーザーはこれまで以上に増えた。両機種は、発売から3日間の販売台数が1300万台に達し、その後も数字を大きく伸ばしている。つまり、Apple Payの潜在的なユーザーが膨大に増えたことになる。いまAppleに必要なのは、Apple Payの何たるかや決済の仕組みをユーザーに知ってもらうことだ。その部分は、これまでApple Payの飛躍を妨げる大きな障壁の1つとなっていた。

 Bloombergの記事の中で、米調査会社InfoScoutのCEO(最高経営責任者)、Jared Schrieber氏は次のように指摘している。「なぜApple Payをあえて使う必要があるのか分からない、というのが人々の認識だ。これまでの決済方法で事足りると思っているし、Apple Payの仕組みも知らない」

 韓国Samsung Electronicsと米Googleも、モバイル決済で大きな動きを見せつつある。Apple Payに競合する「Samsung Pay」と「Android Pay」の立ち上げだ。決済の選択肢が増えることは、全体の状況の押し上げにつながる可能性がある。特に、小売業者がICカード対応の決済端末をついに導入せざるを得なくなるという面だ。こうした決済端末は、NFC(近距離無線通信)技術を標準装備している。さらに、個人経営の店舗も参加しやすくなるよう、Appleは2015年夏に米Squareと提携し、Apple Payの決済に対応した新しい読み取り端末がSquareから登場することになった。小規模の店舗は、こうした端末を使えば、莫大な費用をかけて決済システムを刷新しなくても、モバイル決済に対応できる。また、iOS 9では、店舗のポイントカードや特典プログラムに対応できる機能がApple Payに加わった。要望の声が多かった機能だ。

 スマートフォンが財布に代わる存在になるには何年もかかるかもしれないが、Appleはその実現に本気で取り組んでいる。同社はBloombergに対して次のように述べている。「我々は素晴らしい立ち上がりを見せた。サービス開始以来、Apple Payの月々の決済数は2桁の成長を続けている」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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