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主要4ブラウザー、TLS 1.0/1.1サポートを2020年に終了へ
2018/10/18
Webブラウザー開発の大手4社は2018年10月15日、暗号化プロトコル「TLS(Transport Layer Security)」のバージョン1.0と1.1のサポートを2020年前半で終了することを一斉に発表した。

米MozillaのMartin Thomson主席エンジニアは、同日の公式ブログ記事で、「Firefoxは2020年3月にTLS 1.0とTLS 1.1のサポートを停止する」と述べた。
米Appleの「Safari」、米Googleの「Chrome」、米Microsoftの「Edge」「Internet Explorer(IE)」についても、各社が公式ブログで同様の発表を行った。いずれも、2020年前半でのサポート終了を表明している。
TLSは、よく知られたSSL(Secure Socket Layer)の後継にあたる暗号化プロトコルだ。ブラウザーとサーバー間のデータ通信を保護し、他者にトラフィックを読み取られるのを防ぐ。こうした保護がないと、ユーザーの行動が筒抜けになったり、ログイン情報やクレジットカード番号などの大切な情報を盗まれたりする恐れがある。