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英ヒースロー空港が顔認証の利用範囲を拡大、2019年夏に本格運用

2018/10/29

Scott Carey Computerworld UK

統合への対応

 技術面では、統合の問題を解決することが大きな部分を占める。

 「完全な統合型のシステムを提供できると話すベンダーもあるが、現時点で当空港には関与していない」。Wilcox氏によれば、ヒースロー空港が目指しているのはそれとは違い、既存のオペレーションに顔認証を統合することだ。「したがって、手荷物預け機やキオスク端末、あるいはゲートを扱ってきた既存のベンダーを利用している。こうした既存のインフラへの統合が必要で、今あるものを最大限に活用することが求められる」

 ヒースロー空港のStuart Birrell最高情報責任者(CIO)は、Computerworld UKの姉妹サイトであるCIO UKに対し次のように語っている。「単一のテクノロジーでは解決できない。複数のテクノロジー、複数の区分のデータをいかに統合して、乗客にとってのセキュリティをいかに確保できるかが肝心だ」

 現在のスケジュールでは、乗客向けの一連のサービスを2019年夏までにすべて稼働させる計画だ。「この1年~1年半の間は、自動手荷物預け機やセキュリティゲートに関して、単体でのテストや個別の展開を進めてきた。今後もこれを同時進行で続けていく。次に進めるのは、こうした試行の成果を連携させて、エンドツーエンドのプロセスにすることだ」とWilcox氏は言う。

 何らかの理由でシステム障害が発生した時、あるいは、一卵性双生児や、子供を抱いた母親など、変則的な状況に直面した時には、職員による本人確認という従来式の手順に立ち戻る。

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