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Pythonのディストリビューション「Anaconda」、バージョン5.0が登場

2017/10/31

Serdar Yegulalp InfoWorld

conda-forgeのレシピを基盤に

 Anacondaのパッケージマネージャcondaでは、バイナリの依存関係が複雑であることが多い統計処理やデータ分析のパッケージを簡単にインストールできる。condaには、「conda-forge」というGitHubの組織がある。conda-forgeでは、conda用のパッケージ、レシピ、プロジェクトのディストリビューションを共有できる。

 conda-forgeには約3200種類のパッケージがある。最近アップデートされた主なパッケージを挙げる。

  • cassandra-driver:Apache Cassandraとそのバイナリ・データアクセス・プロトコルを利用するためのモジュール
  • pyinstaller:Python製のアプリケーションを単体で動く実行ファイルに変換
  • plotly:インタラクティブなグラフを作るためのライブラリ
  • openblas:ベクトルや行列の基本演算を行うためのライブラリ

 Anacondaは今後、ビルドレシピの基盤としてconda-forgeを利用する方針にしている。一貫性を確保し、またサードパーティ製の広範囲なパッケージをAnacondaで利用できるようにするためだ。

そのほかの改良点

 そのほか、Anaconda 5.0には次のような改良点がある。

  • condaを通じて利用できる100種類以上のパッケージに更新や変更が加わった。一般的なCPUで数値演算処理を高速化する主要プロジェクトの1つである「Intel Math Kernel Library(MKL)」は、バージョン2018.0.0に更新された。
  • 数値計算ライブラリとして広く使われているNumPyに関して、幅広いバージョンのNumPyに柔軟に対応できるようになった。Anacondaで利用するほかのパッケージがさまざまなバージョンのNumPyに依存する中で、ユーザーが最新バージョンのNumPyを利用したい場合もある。
  • R言語がバージョン3.4.2にアップデートされた。Rの全パッケージ(RStudioを含む)がAnaconda 5.0の新しいコンパイラでリビルドされた。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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