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Cisco、ビデオ会議のAI音声アシスタント「Spark Assistant」を発表

2017/11/07

Matthew Finnegan Computerworld

 Spark Assistantは、まずはSpark Roomシリーズを利用している一部の顧客に向けて2018年初頭にリリースされる。Ciscoは公式ブログ記事の中で、段階的なリリースによって継続的にフィードバックを得ることができ、精度や使いやすさを向上できると説明している。

 Spark Assistantの機能は、米Microsoftがメッセージングプラットフォーム「Teams」で構想しているAI機能と似たところがある。Microsoftは今年9月、「Skype for Business」のプラットフォームをTeamsと統合する計画を発表した際に、AI技術の強化によって可能になる機能として、会議に先立って関連するドキュメントを明示したり、会議中に発言の録音と文字起こしを行ったり、終了後に覚え書きや議事録をTeamsのチャネルに登録したりといった機能を挙げていた。

 さらに広範囲に目を向けると、AI技術を使ったアシスタントやチャットボットは、コラボレーション以外にもさまざまなビジネス用途に進出しつつある。例えば、米Salesforce.comの「Einstein」のプラットフォームは、CRM(顧客関係管理)市場にAI技術をもたらした。

 米調査会社Constellation Researchのバイスプレジデントで主席アナリストのAlan Lepofsky氏は、AIアシスタントについて、特定の用途に的を絞った適応が次第に進んでいると話す。

 「これまでの音声アシスタントは、デバイスやOSごとに決められているものだった。しかし現在は、アプリケーション固有のアシスタントが登場しつつある。こうしたアプリ内アシスタントは、汎用的なAIアシスタントに比べて、特定分野に向けた専門性が強い。これはいわば医療の世界に似ている。総合診療医がいて、専門医もいる」

 特定用途にターゲットを絞ったAIアシスタントのメリットは、特定の作業の実行に向けてトレーニングを強化できることだ。社員としては面倒で無駄に感じがちな会議に伴う作業はその一例だ。

 「理想を言えば、デジタルアシスタントを使うことによって、会議で発生する退屈な作業を自動化して、参加者は議題や人との関係に専念できる」とLepofsky氏は言う。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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